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院長ブログ ~癒 vis medicatrix naturae~

2014年01月23日(木)

目の周りの症状について

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新年のご挨拶がおくれました。。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします♪
今回は目と目の周りの疾患についてお話しようと思います。
ワンちゃんの涙が多い、目ヤニが多い、目の周りの毛が抜ける等でお困りのご家族が多いです。
目とその周囲に症状がありますのでその部分に注目しがちですが、消化器の不調そして食べ物に注目することが大事です。
東洋医学では目の周り、眼瞼は脾(消化器系)の働きと関係があるとされています。まぶたの裏側の粘膜の免疫は腸管の免疫とリンクしています。また、眼瞼には脂腺が多く集まり、食べ物の脂分が良く出るところでもあります。
冬場は寒冷刺激と大気の乾燥による刺激で涙が多くなることがありますが、寒さも落ち着いてくるとじきに流涙量も少なくなってきます。時期に関係なく流涙が多く、感染症でもない(抗生物質を服用しても治らない)場合には、食事の脂分が多く、脂分が涙鼻管を詰まらせて涙がうまく鼻に排泄されない、また、脂肪分の吸収と代謝に関係する腸と肝臓の機能がどんな状態かを確認する必要があります。目ヤニが目立つ場合は、多くが食事の脂分が多いことが原因ですので食事を見直すことで改善します。目の周りの毛が抜ける、発赤がある、かぶれる等の症状は、食事、うんちの状態、肝臓の状態、鼻の状態(鼻腔粘膜)、目の周り以外の部分の皮膚の状態から総合的に腸管粘膜の免疫系がうまく働いているかどうかを判断します。その他に、犬種や体内の水分の分布や代謝の具合によっても同様の症状が現れることがあります。
毎日の食事内容、しぐさ、うんちやおしっこの観察記録は「治るスイッチ」を見つける上ですごく大事な手掛かりとなります。