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院長ブログ ~癒 vis medicatrix naturae~

2014年02月15日(土)

食事療法と漢方療法による犬の病気の治療報告5  椎間板ヘルニア

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名前:ルナちゃん(仮)
犬種&年齢:ミニチュアダックス、6歳
2011年に高いところに登らなくなる等の行動上の変化で他院で診察を受け、非ステロイド性鎮痛消炎剤の投与で回復。2013年末に食欲はあるものの元気消失したため来院。診察の結果、腰椎が湾曲気味かつ冷感があり椎間板ヘルニアが疑われた。椎骨への負担を減らすため食事療法によるダイエット指導、鎮痛消炎のための漢方を処方。数日後、鳴いて痛がるとのことで消炎作用の強い漢方を追加処方するとともに温灸で治療。ご家庭でも温灸を行うように指導。その後、痛みなく経過している。

椎間板は血管のない組織ですが、他の臓器組織と同じく毎日再生しなければなりません。椎間板ヘルニアのほとんどは血行不良のため椎間板に十分な栄養が行かないことによる再生不良ですので、痛みを感じる急性期は適切に炎症を抑えるとともに、血液体液が十分に椎間板にいくような処置、そして椎間板にストレスを与える体重過多、姿勢、普段の生活様式を工夫して再発を防ぐことで十分に現状維持又は軽度の症例では再発を予防することが可能です。