症状でわかるペットの病気
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症状でわかるペットの病気

ご飯を残す又は食べない、嘔吐してしまう。

ご飯をいつも残さずきれいに食べているのに、嫌々食べたり、クンクンと匂いをかいでちょこっと食べて寝てしまったり、心配ですよね。。原因としてはストレス、感染症、環境性等々、多岐にわたりますが、東洋医学では食物の消化吸収を司る脾と胃の調子が崩れた時に食欲不振が起こると考えます。

日本は湿度が高い国で、動物の体には水がたまりやすく(水分の代謝が悪い)、食べ物を食べても胃腸が上手く働かずに水分と栄養を吸収することができずに、胃腸にたまって気持ちが悪い状態になりやすいのです。当然、食欲も湧かず、食べ物を残すことになります。
純血種のワンちゃんネコちゃんの多くは、日本と比べて湿度も低く、温度の変化も少ない国で改良されたため、体内の水分コントロールがうまくいっていない可能性があります。

このような場合には、脾と胃の機能を上げ、また体内の余分な水分を外に出す漢方処方と、身体の冷えた部分(血流≒水の滞った部分)のマッサージにより治療を行います。
同時に、感染症その他の原因がないかどうかについても明らかにして対処いたします。

お腹の調子が悪い、下痢をしている。

背中を丸めて動きたがらない、下痢をしている、うんちが軟らかい、、下痢症は非感染性及び感染性下痢症に大別されます。

感染性下痢症の場合には、その原因を明らかにして細菌性であれば乳酸菌等のプロバイオティクス製剤を用いつつ、必要に応じて抗菌剤を投与します。細菌性感染症に関しては西洋医学で発達したこのようなお薬が優れていますので併用しながら、食物の消化吸収を司る脾と胃の調子を整える漢方に加えて身体を温める生薬入りの食事などにより治療を行います。

ウイルス性、環境性(ストレス、湿度や気温の変化等)が原因の場合には、東洋医学の治療法である漢方、温灸、マッサージ等により、身体の状態を元に戻す治療が有効です。

大量の水を飲む

何故大量の水を飲むのでしょうか?おしっこもたくさん?身体は浮腫んでいない?等、十分かつ念入りな検査が必要です。
暑熱、内分泌系疾患(糖尿病等)など原因は様々ですので治療法も多岐にわたりますが、体内での水の出入りに関わる腎(水を外に出す)と脾胃(栄養分と水を体内に取り入れる)のそれぞれの働きを正常にする漢方とマッサージによりまずは今現れている症状の改善をはかりつつ、原因の根本治療を行います。

愛犬の呼吸がおかしい・鼻水を垂らす

東洋医学では肺は脾胃で吸収された栄養分を全身へ送る機能を有すると考えています。
西洋医学においてもある種の疾病において肺と腸が互いに関係していることが報告されています。

肺そのものの感染症の有無に加えて、消化器官である脾胃に異常がないかどうか検査いたします。細菌性感染症には必要であれば西洋薬である抗生剤を使用し、ウイルス性感染症の場合には抗ウイルス作用と免疫機能を補う生薬を調合し、肺と脾胃の機能を正常にする漢方により治療いたします。

鼻水を垂らす場合も肺に繋がる気管支、鼻粘膜の機能異常、特に粘液の過剰分泌と粘膜の浮腫み(水が滞っている状態)によりますので、過剰な水分を外に出す漢方により治療いたします。
同時に、心疾患等その他の原因がないかどうかについても明らかにして対処いたします。

皮膚がただれる、じゅくじゅくしている、かゆがる

ノミやダニなどの外部寄生虫、細菌性によるものであれば漢方及び西洋薬の内服・外用薬により駆除・殺菌消毒します。
その他皮膚の炎症として自己免疫性、アレルギー性と原因は考えられますが、東洋医学では皮膚の健康を司る器官は肺と考えられていますので、特に、肺の調子、そして皮膚の油分や水分を吸収する脾胃の機能も検査した上で、その子に合った漢方により治療いたします。

皮膚炎には非ステロイド性抗炎症薬等がその場の炎症を鎮めるのには有効ですが、身体への負担も大きくなりますので、身体全体の機能をリセットする治療方針で対処いたします。

目がおかしい

東洋医学では肝が目を司っていると考えられています。東洋医学における肝は、解毒などの機能の他に全身の臓器組織が協調して機能することを助けるとされています。

白内障、緑内障等を始めとする内因性疾患については、全身の機能、特に肝の働きを正常化する漢方に、西洋医学で明らかとなっている原因(眼圧上昇等)に対する生薬を加えて治療いたします。

なんとなく元気がない、ふらふらする

元気がない原因として、急性のものとして環境の変化、日本は気温と湿度の変化が激しいですので、これらの変化による諸臓器の機能低下を考えます。慢性のものとしては、加齢にともなう全身性の機能衰退等が考えられます。食欲の減退、おしっこを漏らす、よろよろする等の症状を伴う場合には大きな病気を考える前に、上記の原因が関係していることが多くあります。

東洋医学では生命力の源である腎の働きが弱っている場合にこのような症状が起こると考え、腎を補う漢方により治療いたします。